ロックン・ロールの自殺者 / デヴィッド・ボウイ
Rock 'n' Roll Suicide / David Bowie

時がタバコを手に取り　君の口に運ぶ
君は自分の指を吸い　別の指を吸い　そしてタバコ
部屋中が鳴り　消えず　そして君は忘れる
ああ　君はロックロールな自殺者

君は失うには年をとりすぎている
選びとるには若すぎる
時計は君の歌を辛抱強く待ち続ける
君はカフェを通りすぎるけど　何も食べない
長く生きすぎたから
ああ　君はロックロールな自殺者

道でひょっこり出くわすと　シボレーのブレーキが唸る
代わりに夜が明け　君は家へと急ぐ
太陽に君の影を枯れさせるな
牛乳配達車に君の心に乗らせるな
君は天性　良心的に冷酷

ダメだ　愛する人よ　君はひとりじゃない
君は君自身を見ているけれど　あまりに不公平
君は頭がこんがらかっている
でも僕が君に気づかせてあげられさえしたら
ダメだ　愛する人よ　君はひとりじゃない
君が何であれ　誰であれ
いつどこで会ったとしても
すべてのナイフが君の脳を切り裂くように思われる
僕が一端を担う　君の苦痛を手助けしよう
君はひとりじゃない

一緒にスイッチを入れよう　君は一人じゃない
一緒にスイッチを入れよう　君は一人じゃない
（素晴らしい）
一緒にスイッチを入れて　孤独はやめよう
（素晴らしい）
手を差し出して　君は素晴らしいから
（素晴らしい）
手を差し出して　君は素晴らしいから
（素晴らしい）
手を差し出して

1972年発表の、デヴィッド・ボウイの5枚目のアルバム「ジギー・スターダスト/The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars 」に収録。